8月のハイキング:池の平湿原

山の日の翌日 8月12日に、長野県東御市にある池の平湿原へ行ってきました。

実はその数日前に、浅間山噴火のニュースが流れました。

池の平湿原は浅間山連峰に属する山域です。

東御市観光協会のサイトによると、火山灰は池の平湿原の反対方向である北東へ流れ、登山規制の4キロ圏からも外れており、今回の噴火の影響は一切ないとのことでした。

そんな安心材料に支えられて、いざ参らん、池の平湿原へ!

目次

  • 目的
  • 池の平湿原とは
  • 兎平
  • 池の平湿原
  • 三方ヶ峰
  • 見晴岳
  • ピグミーの森
  • 雲上の丘広場
  • 雷の丘
  • 村界の丘
  • 湯の丸高原にて
  • まとめ

目的

靭帯損傷も回復してきて、なんとかバレエのお稽古もできる状況になりました(大きなジャンプやプリエ→ルルベ・パッセなどの動きは未だ出来ませんが)。

けれども、かなり体力が低下しており、特に持久力が著しく低下していると感じました。

ジャンプのないバリエーションでも、一曲踊るとゼイゼイ・ハアハアな状態で、姿勢も崩れまくり。

多少なりともアップダウンのあるコースをハイキングすることで、持久力などの心肺機能や足腰の筋力が高まることを期待して、池の平湿原へ向かいました。

特に、池の平湿原は標高2000メートルに位置します。

ここでのハイキングは、いわゆる持久力アップが期待できる高地トレーニングになる筈です。

また、下界は猛暑日ですが、池の平湿原は高原地帯なので、涼むことが出来そうです。

ということで、今回のハイキングの目的は次の二つです。

  1. 持久力・筋力アップのためのトレーニング
  2. 避暑

結果は、最下段のまとめで記すことにします。

池の平湿原とは

浅間連峰に属し、標高2000メートルの池の平湿原は、元々は火山の噴火口でした。

浅間連峰は烏帽子・浅間火山群でもあります。

数百万年以前に始まったこの地域の火山活動は、浅間連峰の西端に位置する烏帽子岳から東へ移動しながら、現在の浅間山に至ります。

池の平湿原は、その過程で噴火活動をした三方ヶ峰の噴火口でした。

活動が更なる東に移動したことで、噴火口は湿原へと姿を変えたのです。

現在、春~夏になると、湿原には可憐な高山植物が多種多様に咲き乱れ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

760ヘクタールの尾瀬ヶ原を見慣れてしまっている自分としては、広さ120ヘクタールの池の平湿原はコンパクトな湿原ですが、その分、駐車場からのアクセスが良くて楽チンです。

また、湿原を取り巻く外輪山を歩くコースもあり、簡単な山歩きもできることから、ここ池の平湿原は、私のお気に入りの場所の一つでもあります。

参考サイト

兎平

池の平湿原への入山口で、駐車場やトイレ、インフォメーションセンター、東屋があります。

また、隣接する籠ノ塔山への入山口でもあります。

避難所も兼ねているインフォメーションセンターにはスタッフさんも常駐しているので、安心して湿原歩きや登山ができます。

この兎平へは、西側の湯の丸高原、東側の高峰高原、そのどちらからも車でアクセスできます。

ただし、それぞれゲートが設けられており、通行時期や時間に次のような制限があるので、注意が必要です。

  • 開通期間:5月上旬~11月下旬
  • 開通時間:7時~17時 

なお、湯の丸高原からは遊歩道が設けられているのと、高峰高原からは水ノ塔山・籠ノ塔山を縦走登山してくるのとで、それぞれ歩行でのアクセスも可能です。

最後にもう一つ。

兎平には飲食店やお土産屋さん、入浴施設はありませんので、ご注意を。

必要に応じて、隣接する湯の丸高原や高峰高原でのお立ち寄りをおススメします。

池の平湿原

ノアザミと蜂
マルバダケブキ
ハクサンフウロ

兎平から緩やかな下り坂の遊歩道を歩くこと20分、池の平湿原に辿り着きます。

湿原には木道が敷かれています。

ツリガネニンジン
ノアザミ
アキノキリンソウ

放開口からは、東御市や小諸市などの街並みや、遠く八ヶ岳などの山容を眺めることができます。

お天気の状況によっては、雲海を見ることもできるようです。

が、この日の展望は、暑すぎるのと雲が多いのとでイマイチでした。

イブキジャコウソウと蝶

蝶や蜜蜂・熊蜂(蜜蜂同様に非攻撃的です)など、ここは蜜を吸う虫たちの楽園です。

ミネウスユキソウ
ヤナギラン
カワラナデシコ
アヤメ
マルバダケブキと蜂
クガイソウと蝶

三方ヶ峰(2040m)

クルマユリ
コキンレイカ
マツムシソウと蜂
ウメバチソウ
ヤマオダマキ

池の平湿原とお別れし、15分ほど外輪山へ続く遊歩道を登ると、最初のお山 三方ヶ峰山頂に辿り着きます。

西斜面はコマクサ保護のため柵が設けられ、立ち入り禁止です。

時期外れですが、数株のコマクサの花を幸運にも見ることができました。

コマクサ

見晴岳(2095m)

三方ヶ峰から見晴岳方面へ向かう遊歩道は、少し山道っぽい雰囲気になります。

ノアザミ
シモツケソウ
ツリガネニンジン

30分程歩くと、遊歩道は二俣に分かれます。

左手の道へ向かいます。

階段と岩場を登ると、すぐに見晴岳山頂です。

ヤマホタルブクロ

より高い場所なので、湿原の放開口よりも見渡せる景色は良い筈なのですが、いかんせんこの日は雲が多すぎ。

マツムシソウと三方ヶ峰の稜線

ここから更に西へ伸びる道を進むと湯の丸高原へ行けますが、車が兎平にあるので、引き返します。

先程の二俣で、今度は右手の道へ向かいます。

ピグミーの森

夏場ということもあり、鬱蒼とした場所でしたが、苔がとても綺麗でした。

雲上の丘広場(2110m)

外輪山で最も標高が高く、2110mあります。

ユルユルと歩いてきましたが、湿原から110m登ったことになります。

この山頂も広く、眺め良いです。

雲が多いので、やはり遠景はイマイチですが、西は烏帽子岳と湯ノ丸山、東は籠ノ塔山から水ノ塔山の稜線や高峰山、さらに高峰山の陰に隠れた浅間山の山頂部を見ることができます。

噴火した浅間山ですが、この日は目立つ噴煙もなく、穏やかな様子でした。

雷の丘(2108m)

雷が落ちやすい丘なのでしょうか?

プレートだけ見ると地味な場所ですが、その反対側に視線を向けると、池の平湿原が見下ろせます。

村界の丘(2098m)

マツムシソウ、ワレモコウなど

ここにはお花畑がありました。

ワレモコウとトンボ

反対周りで歩くと、ここは上り坂なのですが、花々の可憐さに心奪われ、上り坂のシンドさも吹き飛ぶことでしょう。

イブキジャコウソウ
ヤナギラン
カワラナデシコ、ノアザミなど
ミネウスユキソウ

ここを過ぎると、兎平へ向かう下山路となります。

時折、湿原からなのか、涼やかで気持ちの良い風が吹き上げてきます。

ハクサンフウロ

心地よい風を感じながら、路傍の花々を愛でつつ歩き、人の話し声が近づいてきたなぁと思うと、そこはもう兎平…無事、下山です。

10時20分から12時50分、所要2時間30分、あっという間のハイキングでした。

湯の丸高原にて

湯の丸高原へ移動して、ソフトクリームタイム。

北の方面は、なにやらガスってきています。

まとめ

目的に対しての結果を纏めてみます。

1.持久力・筋力アップのためのトレーニング

湿原はフラットな路面なので無問題でした。

しかし、外輪山の遊歩道歩きは、整備されているとはいえ山歩きの類いなので、流石に怪我した足首が痛くなりました。

登山には未だ早い、ということなのかもしれません。

当然、痛みがあるので、心肺にちょっと負荷をかけて歩くこともできなかったので、持久力アップには繋がりませんでした。

しかし、筋力アップという点では、翌日ハムストリングや内転筋が筋肉痛になっていたので、それなりに効果はあったようです。

足首を怪我してから生じた膝痛も、このハイキング以降は鳴りを潜めてきたので、膝周りの筋肉も使って強化されたのかもしれません。

目的1は、半分達成出来ているようです。

2.避暑

この日、長野県では高温注意報が発令されていたようです。

なので、標高の高い池の平湿原でも暑かったようです。

おまけに、途中で出会った方から、「ここは標高高くても、もともと暑いんだよ」とのお言葉をいただいてしまい、一気に汗が噴き出しました。

とは言え、下界よりも涼しいことは確かです。

時折、素肌を撫でる涼しい風の気持ち良さは、下界ではエアコンの効いた部屋と冷蔵庫以外では感じることが出来ません。

そう思うことにして、避暑も半分達成にいたします。

なお、目的と結果云々はさておき、池の平湿原ハイキング自体は楽しむことができました。

また機会を作って、歩きに行きたいと思っています。

アキノキリンソウ

4件のコメント

  1. お花きれいですね!
    オダマキや多分ツリガネソウや、あとワレモコウとかサギソウかな?
    茶花で見かける花が多くてビックリです。
    山野草だけど、高原に生息してるなら、先生方の生育の苦労が分かります(^^;;
    フラットな遊歩道だったら私でも歩けそうですね^ ^

    1. お茶席でのお花ですか!?
      それは私もびっくりです!
      改めて、画像ごとに花の名前を追記してみました。
      花の名前はあまり得意ではないので、間違っていたらごめんなさい。
      すでに秋の花も咲いてましたが、リンドウは見てないので、これから咲くのかな?
      秋は紅葉もあるし歩きやすくもあるので、良かったら是非ご一緒しましょう。

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