バレエのバリエーション

一昨年12月から、バレエのレッスンで、週3回の通常クラスとバリエーションクラスを受けてきました。

途中、足の怪我や父の体調不良で休んだ時期もありましたが、秋までは基本的に週3回のレッスンを受けるよう心掛けてきました。

先日、そんなレッスンの成果を、バリエーションを通して少し実感したので、記してみようと思います。

※バリエーションとは、一般的にバレエにおけるソロの踊りです。

バリエーションクラスを受けて染み染みと感じたのは、バレエのバリエーションはやっぱり難しい!という事。

バリエーションは準主役以上のダンサーが踊るものですから、難しいのは当然の事です。

したがって、普段のレッスンでの基礎力向上が求められると感じています。

やはり週3回のレッスンは不可欠、いや、本来はもっと回数が必要なのかもしれません。

さて、私がバリエーションクラスで最初に練習を始めたのは、ジゼル1幕 ペザント・パ・ド・ドゥのバリエーション。

バリエーションの入門として有名な踊りです。

でも、全然踊りこなせない(T-T)

まず、音が取れない…

そして、振りが体に馴染まない…

体がブレてグリッサードすら満足に出来ない…

当時の私の体は、バリエーションを踊りこなせるほど出来上がってなかったらしい。

少し変化が現れたのは翌年の4月でした。

相変わらず音取りはダメダメでしたが、振りが体に馴染み始めました。

しかし、直後に発表会の練習に移行してしまったので、その後の上達度合いは分からぬまま。

さらに、靭帯損傷となり、益々分からない状況に突入してしまいました。

発表会の後、痛めた足もだいぶ動けるようになってきた頃、大人のバレエコンクールにエントリーすることにしました。

この時、グランジュッテがあるのでペザントのバリエーションは諦め、別のバリエーションを練習することにしました。

二曲目のバリエーションは、リーズのバリエーション。

ラ・フィーユ・マル・ガルデ(日本名 リーズの結婚)2幕のリーズのバリエーションです。

ペザントのバリエーションは主役ではなくソリスト(準主役)の踊りですが、リーズはタイトルロール。

つまり主役の踊りになるので、それなりに技量や体力が必要になってきます。

しかも、曲調はアレグロ。

めっちゃ早いのです。

振りを少し簡単にしてもらい(中盤のアンボワテが難しいのですわ)、曲も少し遅めにしてもらい、レッスンを受けること1ヶ月半、何とか本番に至りました。

後日、コンクールの映像が届きました。

音についていけず、更にステップとステップの繋ぎの際に上体の引き上げが緩んでしまうせいか、全体的に重くモッサリした踊りになっていました。

アレグロの踊りなのに重くモッサリって… ダサすぎる。・゜・(ノД`)・゜・。

けれども、リーズのバリエーションの練習は無駄じゃなかったらしい。

先日のレッスンで、改めてペザントのバリエーションを踊ったところ、凄く踊りやすかった!

音もしっかり掴める!

動きも前よりスムーズ!

自分の中で、一皮向けたと言うか… 一山超えたと言うか… うまく表現できませんが、これまでのレッスンの成果を感じることができました。

アレグロの曲で練習をしたことで、音感が向上し、体の動きも以前より機敏になったようです。

バレエに対して諦めなくて良かった、本当に良かった( ;∀;)

「継続は力なり」

この言葉を実感したレッスンでした。

今後は、コッペリア1幕 スワニルダのワルツのバリエーションをレッスンすることになりました。

リーズやペザントのバリエーションレッスンは一旦終了になりますが、また機会があったら練習したいなぁ。

その時こそは、音に遅れることなく、軽やかに踊りたい!

その為には、日々の基礎レッスンを大切に受けていかねば。

俄然、バレエへのモチベーションが高まった2020年 冒頭の冬でございます。

今後も諦めず、そして自分の下手さにもめげず、バレエを楽しもう~!

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です